この物語はフィクションであり、・・・・・

第18話 ブルードラゴン は すごい!




 『戦後レジューム』も本当に終わったのかなあ?


 なんのこと?


 ブルードラゴン、見た? 『ナイトマスター』の回? あれでピンときたんだ。


 アニメだろ? 何いってるの?


 そこが凡人の悲しいところだよ。
 『アニメ=くだらない』という思考回路を持つことが正しいと思ってるんだろうね。
 『【クレヨンしんちゃん】の映画見て泣けないようなやつは、卒業させないぞ。』って言う、有名デザイナーもいるんだよ。


 わかったよ、聞いてやるよ。


 ありがとう。
 実は有名な『ガンダム』くらいまで、『敵役;かたきやく』はどう考えても、第二次大戦中の枢軸国、同盟国軍を彷彿させる設定になってるんだ。


 そう言われればね。


 ところが、『ブルードラゴン』は違うんだよ。
 前提として言っとくけど、敵役の国名は『グランキングダム(Grand Kingdom):巨大王国』なんだ。
 憶えといてね。


 はい、はい。


 『ナイトマスター』の話だけど、主人公一行は『ジブラル国』に行くんだ。
 その理由はともかく、『ジブラル』から何を連想する?


 ジブラルタル海峡。


 実は、スペイン南部イベリア半島の先端に『ジブラルタル』という都市があるんだ。
 ここはスペイン領ではなく、1713年以来『イギリス』の直轄植民地なんだ。


 へー。


 で、題名の『ナイトマスター』だけど、まあ『Knight Master』だろうけどね。
 『騎士の親方』てところかな、尊敬される存在らしいけど、名前が『コンラッド』っていうんだ。
  20世紀初めに亡くなってるけど、同名の『コンラッド:Joseph Conrad』というイギリスの小説家(海洋文学、長編政治小説)がいるんだ。


 それで?


 主人公一行を率いているのが、『ゾラ』という謎の女性なんだけど、わかる?


 『エミール・ゾラ:Emile Zola』、フランスの女流小説家、ってことでしょう?


 正解です。
 こういう名前設定から考えると、『ジブラル』って『イギリス』っぽい国に、『ゾラ』っていう『フランス』っぽい一行が居るわけ。
 拡大解釈すれば、『ヨーロッパ』をイメージしてるのかな?


 なるほど。


 その国に敵役の部隊が海から攻撃してくるんだけど、『第7艦隊』に所属してるんだって。
 これは、『アメリカ太平洋艦隊』を彷彿させない?


 そうだね。


 その指揮官は『ドラグノフ』という名前なんだけど、『エフゲニー・F・ドラグノフ』という名前の人が実在したんだ。


 今度は、何屋さん?


 1958年に銃器デザインコンテストで優勝した、ソ連(現ロシア)の銃器デザイナーなんだ。
 その業界では、『ドラグノフ狙撃銃』というのは相当有名らしいよ。


 そうすると、アメリカの艦隊をソ連の指揮官が率いてる訳ね。


 だから国名が、『グランキングダム』じゃないの?


 両方合わせりゃ、壮大な国家だね。


 もっと凄いのが、その司令官の発言なんだ。
 船の先端で指揮をしてるので、部下が『危険だからブリッジに入ってほしい』って言うんだよ。
 それを聞いて、『おれに当たる弾はない』って言うんだ。


 それがどうかしたの?


 朝鮮戦争の時、指揮官のマッカーサーが最前線を視察した時の話というのがあるんだけど、良く似てるんだ。
 部下に『危ないですから下がってください。』と言われた時の答えが、『おれに当たるような兵器はまだ作られていない。』という主旨のものなんだ。


 そうなの?


 その攻撃も 艦砲射撃+特殊兵器で十分防壁を破壊してから、『上陸用舟艇』で乗り込んでくるんだ。
 その上陸部隊に対する『ジブラル』軍の応戦は、剣での一斉切り込みだよ。
 第二次大戦下に日本軍が行った、『バンザイ突撃』という玉砕戦法みたいでね。
 やっぱり、映画『硫黄島』の影響は大きいのかな?


 さあ、どうかな?


 まあ、いいや。
では、現時点の推測では最後になるけど『グランキングダム』の王様(?)についてご説明します。
 キャラ的には、『ドラゴンボールの神様』風なんだけど、名前が『ネネ』なんだ。


 いきなりここで『太閤記』になるの?


 その推測はさすがに難しいので、別の角度から検討しました。
 『ね』は五十音順で、24番目の文字なんだよ。
 アルファベットで、24番目の文字は『X』。
 『ネネ』だと、『XX』になるわけ。


 『実は女の人ですよ』が、オチなの? 『使徒XX』もあるけど、どうもねえ?


 そこで『NENE』にしてアルファベットの文字順を考えると、『14・5・14・5』になる。
 また五十音順に戻すと『せおせお』。


 『瀬尾』さんという日本人が、陰で操ってるわけ? 変だね。


 そこで、これをローマ字にすると『SE O SE O』。
 『SEO』だけ取り出すと、『Senior Executive Officer;先任将校』、『Search Engine Optimization;検索エンジン最適化』とかだけど、これもねえ。


 だめだな。


 気を取り直して、ひらがなに戻り『せお』を旧仮名遣いとすると、『しょう』にしても良さそうなんだ。
 そうすると、『しょうしょう=少将』になるのでこの辺かな?


 軍隊の階級で呼ばれてる訳ね。


 『ネネ』は王になってるけど、『軍を指揮してクーデターを起こした張本人』ってことにすれば、悪そうなイメージも出るでしょ。
 実際の階級じゃなさそうだけど、『大佐』と呼ばれてる人もいるじゃない。
 『少佐』は『攻殻機動隊』の主人公だし。


 よく妄想したもんだね。感心するよ。


 まあ、『ネネ』さんはともかく、敵役の設定が今までと違うのはわかったでしょ。
 主人公は『シュウ』というんだけど、名前だろうから日本人くさいし。
 同年代と思われる仲間の名前は、『ジーロ』というんだけど、これは『イタリア』。
『ジーロ;giro』で調べるとわかるよ。


 じゃあ、ドイツは?


 ドイツは、『どいつだ』でしょうか? 失礼しました。
 最初、『キャスパル兄さん』こと『シャア』を彷彿させる『ゼネラル・ロギ;ロギ将軍』
かなと思ったんだけど、『ロギ』は北欧神話に出てくる巨人らしいんで残念でした、と。
 部下の名字が『グスタフ』、現スウェーデン国王と同姓だから信憑性もあるし。


 なにが、『信憑性』だよ。


 現時点では、該当するキャラがないねえ。ここは、『戦後レジーム』かな?


 今後の展開に期待ってことね。


 ちなみに、最初から一行に参加している女の子は『クルック』ていうんだけど、これはフィンランド語で『きゅうり』のことらしい。
 やっぱり、『北欧』は仲間だというための布石だろうね。


 へえ。


 あと、主人公の『シュウ』を慕う『ブーケ』という女の子キャラがいるんだけど、これはフランス語だから。
 『ゾラ』とともに、『フランス』の存在を補強することになるね。


 そうすると、『日本+ヨーロッパ』が、敵役の『アメリカ+ロシア』と戦う訳ね。


 そうだね。
 そして敵方と思われている、『ロギ』が寝返ることで『欧州統一』が実現するんだ。
 すごいだろう。


 そりゃ、すごいや。





 その物語が、マイクロソフト『Xbox360』のゲームというところもクールでしょ。




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コメントコメント


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すごいですね、考察が。
面白いです。

えれじー | URL | 2008年01月20日(Sun)18:04 [EDIT]