この物語はフィクションであり、・・・・・

第02話 本当ですか?

 本当に、キミで大丈夫なの?


 はい。


 『はい』って・・・。 わかってるのかな? 表紙だよ、ウチの。


 はい、精一杯やらせていただきます。


 うーん・・・、先生の海外取材までは考えてなかったからなあ。
 マズイなー。


 具体的な指示もされてますし、ずっとセッティングは私たちでしてましたから。


 それじゃあ、このまま先生がいなくなっても大丈夫なの?


 いえ、そういうことではありませんが。


 この企画ね、先生のカンバンでやってるんだよ。
 何か問題があったら先生の名前にキズが付くし、ウチにも迷惑がかかるんだよ。


 そういうことの無いよう、十分打ち合わせておりますし・・・。


 先生がおっしゃるから、何もしなかったけど・・。 やっぱりマズかったよなー。
 だれかに匿名前提で頼んどきゃ、こんなに心配することも無かったのに。


 ・・・・・


 ウチで連絡すれば、そのへんのプロならいくらでも来たんだけど。
 そうだよ! 先生に内緒で、そうすりゃ良かったんだよ。


 ・・・・・


 アガリに問題さえなければ、俺がいくらでもお詫びすれば済むんだから・・・・。  失敗したよ! 
 俺の責任だ! どうしよう?


 あのー、別の方が撮られますと、どうしてもライティングが変わってきますし、狭い業界ですからこの件が広がることも・・・。


 ウチをどこだと思ってるの! チンピラ週刊誌じゃ無いんだから。
 一流誌だよ!
 ウチで『黙って仕事しろ』っていえば、それで済むんだよ。
 キミみたいなアシスタントと違って、実績があるヤツに撮らせて何か問題があるの?


 ですから申し上げたように、撮影のスタイルがそれぞれ違いますので・・・


 そんなの読者の内、何人が判るんだよ! 誰も気にしてないよ!


 ・・・・・


 もっと前に気づけば良かったんだ!! 
 今からじゃ、さすがにムリだよなー。


 ・・・・・




 ・・・・・ これでオレも終わったなー。


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